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初夏の両子寺
更新日時：2015年6月9日 16:38
6/6日 晴れ 13；30分
大分県は国東市にある『両子寺』を訪れました。大分空港からは約30分、北西の方角に位置しています。
ここは子授けの寺として有名ですが、交通安全・家内安全・厄除け祈願としても有名です。 この日は土曜日ということもあり、たくさんの参拝客が訪れていました。老夫婦、若い女性の一人旅、壮年と思われる男性の一人旅の各々がカメラを片手に散策していました。駐車場が手前のエリアと奥のエリアの２か所設けられています。因みに拝観料は一人300円です。
入ってまず目に付くのが、本堂の『護摩堂』です。建物は屋根の稜線が綺麗なカーブを描いており、離れてみると美しく、近づいてみると迫力を感じます。堂内には鎌倉時代に製作された、大聖不動明王が祭られており、威厳のある佇まいと細工の美しさに皆見入っていました。
護摩堂の裏側に石段が設けられており、それを下っていくと石段の両側に睨みをきかせた石像の『仁王』が堂々と２体そびえ立っています。これを下から見ると何とも厳かな気持ちにさせてくれます。
石造りの石段を登っていくと、右手に『大講堂』が見えてきます。護摩堂同様、屋根の稜線が美しい御堂です。ただ残念なことに、この日は内部の仏像は拝観できませんでした。
更に、登っていくと『奥の院本殿』があり沢山の参拝客が列をなしていました。建物は1800年代の半ばに旧杵築藩主からの寄贈されたもので荘厳な趣をたたえていました。
約１時間ほどの拝観でしたが、石段の脇に小川のせせらぎやちょっとした滝もあり、心癒される思いに浸れます。また、箇所箇所に石造りのベンチもあり休憩を挟みながらの散策が出来るところも嬉しいところです。この日もとても清々しい陽気でしたが、カエデを沢山植えてあるため秋の紅葉時期もまた格別に風情のある散策が想像されます。私もここ数か月で一番の心の一服となりました。
