端島（軍艦島）

はしま（ぐんかんじま）

端島（軍艦島）

長崎県長崎市高島町字端島

2015年に明治日本の産業革命遺産のひとつとして世界文化遺産に登録され、観光地としても人気を集めている「端島（はしま）」。その姿が戦艦のように見えることから、「軍艦島」と呼ばれてきました。

長崎市の南西に位置する端島（はしま）は、炭鉱産業が発達していた明治から昭和にかけて炭鉱の島として栄えましたが、1974年の閉山以降は立ち入り禁止の時代が続き、40年以上ものあいだ無人島となっていました。
最盛期には東京ドーム1.3倍ほどの面積に5000人を超える人々が暮らし、人口密度が東京の8倍程度まで膨れ上がったこともありました。人にゆずり合う精神を持っている人が多かったため、目立った争いごとなどはなかったそうです。

日本の近代化において重要な役割を果たしたこの島を見学できるようにしようと、2009年から一般の人々が島へ上陸できるようになりました。ただし、条例により個人で訪れることはできませんので、島へ行くにはツアーを利用することになります。
長崎港から端島までは船で約1時間で行くことができ、どのツアーも現地での見学時間を30分〜1時間程度用意されています。当時の端島の様子や人々の暮らし、炭鉱の過酷な労働環境などの話を聞きながら立ち入り可能なスペースを歩いて回り、写真も自由に撮ることができます。
映像などで島の様子を見たことがある人も多いと思いますが、実際に上陸すると、巨大な廃墟に圧倒されることでしょう。

風や波の影響で、ツアーが中止になったり、上陸ができずに予定変更になる場合がありますのでご留意ください。

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