武雄温泉

たけおおんせん

武雄温泉

佐賀県武雄市周辺
佐賀県武雄市武雄町大字富岡（武雄温泉駅）

佐賀県武雄市にある「武雄温泉」は奈良時代初期の書物『肥前風土記』にも記されているほど歴史ある温泉で、豊臣秀吉や伊達政宗、宮本武蔵、シーボルトなども入浴した記録が残されています。泉質は低張性弱アルカリ性高温泉で、神経痛、筋肉痛、関節痛などに効果があるほか、美肌をつくる泉質とも言われています。日帰りで入浴できる施設や家族連れのお客さんに人気の貸切風呂もあります。

温泉街の入り口には色鮮やかな朱塗りの楼門があります。まるで竜宮城のようだと表現されるこの楼門は天平式楼門と呼ばれ、釘を一本も使用しない和風建築です。「東京駅丸の内駅舎」の設計者として知られる辰野金吾が設計を手がけました。同じく辰野金吾が設計をした「武雄温泉新館」とともに国の重要文化材に指定されています。
武雄温泉楼門・新館をはじめ、武雄の見どころを案内するボランティアの観光ガイド団体もありますので、利用すればより知識が深まること間違いなしです。

温泉街では1年を通じていろいろなお祭りが開催されています。「武雄温泉春まつり」では締め込み姿の男たち約100名が担ぐ大迫力の宵みこしが行われたり、「TAKEO・世界一飛龍窯灯ろう祭り」では6000本以上の灯ろうやイルミネーションが街を幻想的にライトアップしたりと、季節ごとにさまざまなイベントが開催されています。
近隣の「御船山楽園」でも花まつりや紅葉まつりがあり、観光客で賑わっています。
また、武雄は陶芸のふるさととしても有名なエリアで、市内に数多くある窯元では陶芸体験も行っています。

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