長崎原爆資料館

ながさきげんばくしりょうかん

長崎原爆資料館

長崎県長崎市平野町7-8

長崎市の中心部に位置する長崎原爆資料館は1945年8月9日、終戦のきっかけとなった長崎県への原子爆弾投下に関する資料を取り扱っており、「原爆による被害の実相」「核兵器のない世界を目指して」をテーマに1996年に開館しました。

もともとは長崎国際文化会館の原爆資料センターとして1955年に創建され、当時から市民はもちろんのこと、県内外から多くの人々が訪れていました。その後被爆50周年事業の一環として今の建物に再建されました。

爆心地が一眼できる高台にある建物は、爆心地周辺の景観を害さないように地下部分が有効活用されており、屋上部には庭園が整備されています。
館内では原爆投下で時が止まったままの「11:02の時計」など当時の悲惨な様子を伝えるさまざまな展示品が並び、一部の資料は触れることもできます。
原子爆弾の恐ろしさを生々しく伝える貴重な施設として、現在でも多くの人々が足を運んでいます。

地下1階、2階の連絡通路をから国立長崎原爆死没者追悼平和記念館と繋がっており、こちらでは被爆者やその家族の手記などを閲覧でき、被爆で命を落とした人々への追悼と二度と同じことを繰り返さないと祈念する「追悼空間」が設けられています。

2016年5月には、現役のアメリカ大統領としては初めて、オバマ氏が訪れて大変話題になりました。その際にオバマ氏が広島市へ寄贈した手作りの折り鶴も、現在展示されています。

九州・沖縄 > 長崎県 美術館・博物館・科学館・記念館・資料館